連休を利用して

マイお宝を探してみた
毎日見ている飾り棚に　アッタ！アッタ！！

可愛い皮靴とバイオリンだ
かれこれ50年近くも昔の物であるが　明治女の心意気が伝わって来る存在感のあるものである

当時、仕事を持っていた母は　私の面倒もろくに見られない生活であった　そんな少年期に家庭教師を付け、唯一成績が上がらなかった音楽を少しでもと　バイオリン教室に通わせたのだが・・・未だに音符は読めない（笑）

バイオリンはワックスをかけ磨き、傷んで艶のない靴には栄養クリームを塗った
同じ箱に黒色液体クリームがあったので　履き終えて以来塗ってなかったので何のためらいもなく塗ってしまった

「アジャ〜〜ッ！」
こすれてキズつき、ヒビ割れも有り　いい味が出ていた年代物が真っ黒に新品のように仕上がってしまった
失敗、失敗、取り返しのつかない余計な事をしてしまった

色は変われど　私にとっては母の思い入れが伝わって来る貴重な品だ
「片親だから。。」と後ろ指刺されないようにとの　母親の見栄も含めて　私に向けた最大限の愛情だったんであろう

そんな母を亡くして20年近く　今の自分は子供達にどんな思い出を残せるだろうか、又何を感じ取ってくれる事やら